皆さん、本は紙派ですか?
私は用途によって電子書籍と紙を使い分けていますが、参考書や問題集は紙派です。
理由はシンプルで、自分なりの気づきを余白に書き込んだり、付箋を貼って正答率を管理できるから。
電子書籍でも不可能ではないですが、視覚的に直感的に扱えるのはやっぱり紙なんですよね。
ただし、紙の参考書には大きなデメリットがあります。
それは――分厚いと勝手に閉じてしまうことです。
例えば私が最近学習している Java Silver SE17 の問題集は厚みが約4cmもあります。
ここまで分厚い本の場合、右手でペンを持ってノートに答えを書いていると、左手で参考書を押さえておかないと勝手に閉じてしまい、学習効率が落ちてしまいます。
この「分厚い参考書を開きっぱなしにする問題」を解決するためにいくつか商品を購入して試しました。
この記事では、その中で役立ったアイテムとメリット・デメリットをレビューします。
分厚い参考書を開きっぱなしにする3つの方法
参考書を開いたままにする方法は大きく分けて次の3つです。
- ブッククリップでページを挟む
- 文鎮を使って押さえる
- 書見台に立てる
この中から、実際に試して特に効果を感じた商品を紹介していきます。
【結論】プラムネット ブッククリップが最強だった
まず結論から。
最も使いやすく、参考書を傷つけずに開きっぱなしにできたのは 「プラムネット ブッククリップ」 でした。

適度な重さでページをしっかり固定
このブッククリップには100gの金属が取り付けられており、片側のページを挟むことで重さによって自然に本を開いた状態に保てます。
真ん中を強引に広げるタイプではなく、片側を挟むだけで安定するのがポイントです。

布張りで本が傷つかない安心設計
内側には布が貼ってあるので、本に跡が残りません。
後述しますが、真ん中を挟むタイプのブッククリップを使ったら思いきり跡がついてしまいました・・・
参考書や問題集は高価なので、再販を考える人にとっても「傷がつかないこと」は大事なポイントです。

問題と解答ページをスムーズに行き来できる
これは問題集によるとは思いますが、JavaSilverの問題集は問題と解答が記載されてるページが離れています。
なので、問題が記載されてているページと解答が記載されているページを行ったり来たりするときは、結構ページをめくる必要があります。
このブッククリップだと片側をクリップで固定したまま空いた手でページをめくれるので、「問題 → 解答 → 問題」への行き来がスムーズにできました。
小さなことですが、学習効率が大きく変わると感じました。
参考書を綺麗に保てるので再販にも有利
私がケチなだけかもですが、参考書や問題集って高いのでなるべく綺麗に扱って使い終わったらメルカリで売ってしまいたいです。
JavaSilverの問題集なんて4,000円もします!使い終わったらなるべく高い金額で売りに出したいので、本を傷つけないのは重要なポイントです。
その点でも、このブッククリップは非常に助かりました。
他に試したアイテムのレビュー
コクヨ「本に寄り添う文鎮」|軽い本ならOKだが参考書には不向き
文房具メーカーのコクヨから「本に寄り添う文鎮」という商品が出ています。
これは、本の形に沿った文鎮を本に乗せることで本を開きっぱなしにする、という商品です。(両津勘吉の眉毛みたい)
文鎮ということで重さはあるのですが、分厚い参考書を広げるには重さが足りませんでした。
すみません、売ってしまったので画像は残っていないのですが、JavaSilverの参考書に乗せた場合だと、重さが足りずに本が閉じてしまったのです。
多分、小説や薄いテキストを想定した商品なんだと思います。
ちなみに私が買ったときは品薄でプレ値が付いており、メルカリで結構高く売れました。
真ん中を挟むタイプのブッククリップ|強力だが本に跡が残る

開いた本の真ん中を挟んで押し広げるタイプのブッククリップも試しました。
これは確かに強力にページを固定できるのですが、その分本に跡が残りやすいです。
試しにいらない本で試してみて本が傷つくとわかったので、メルカリで売る前提の参考書には使えませんでした。
楽譜やノートなど「消耗品」と割り切れる本に使う分にはシンプルで良いと思います。
何より軽いし、鞄に忍ばせておくにはいいかも。あと、シンプルな分値段が安いのもメリットです。
書見台|首の負担は減るがページめくりには不便
購入はしませんでしたが、最後まで迷ったのが「書見台」です。
参考書をブッククリップで開いて読むデメリットとして、首が痛くなるということがあります。本を机の上に置き、それを覗き込むように読むからです。
しかし書見台なら本の高さを上げられるので、この問題は解決しそうです。
ただし両側を押さえる構造のため、頻繁にページを行き来する問題集には不向きだと感じ、見送りました。
教科書などの、同じページを長時間開いて使う本ならおすすめできそうです。
また、タブレットスタンドとしても活用できるので、本だけじゃなくてタブレットで学習をする人にもおすすめです。
商品ごとの比較表|用途別のおすすめを整理
商品 | メリット | デメリット | 向いている人 |
---|---|---|---|
プラムネット ブッククリップ | 適度な重さ、本が傷つかない、問題⇔解答の行き来が楽 | 重いので持ち運びには微妙 | 分厚い参考書を綺麗に使いたい人 |
コクヨ 本に寄り添う文鎮 | デザイン性、本を傷つけない | 分厚い本には不向き | 小説や薄めの本用 |
真ん中挟むブッククリップ | 開きっぱなし効果は強力、安い | 本に跡がつく | 楽譜・ノートなど消耗前提の本 |
書見台 | 首への負担軽減 | ページ行き来に不便 | 教科書や一定ページを長時間開く用途 |
まとめ|分厚い参考書も工夫次第で快適に使える
分厚い参考書は勉強の味方である一方、「勝手に閉じてしまう」という不便さも抱えています。
実際に試した結果、**最も使いやすくて参考書を傷つけないのは「プラムネット ブッククリップ」**でした。
もちろん他の商品にもそれぞれの強みがあります。
用途や本の種類に合わせて選べば、勉強効率が上がるだけでなく、本を綺麗に保つことにもつながります。
「本が閉じてイライラする」時間を減らして、学習に集中できる環境を整えましょう!