夜間の授乳、皆さんどうやって乗り切っていますか?
深夜にリビングへミルクを作りに行って、照明の眩しさにウンザリする。ミルクを飲ませながら、片手でぴよログを開いて記録する。
どれも小さなことですが、毎晩続くと地味にストレスが積み重なります。
そんなときに「これ全部、声でやれたら楽じゃないか?」と思い、Amazon Echo(アレクサ)を育児に組み込んでみました。
結論から言うと、かなり助かっています。
夜間授乳の負担が少し減り、夫婦ともに夜のストレスが軽くなりました。
- 0〜1歳の赤ちゃんを夜間授乳しながら育てている人
- ぴよログを記録したいけど、両手がふさがっていて面倒に感じている人
- 夜中にリビングの照明をつけると、赤ちゃんが起きそうで気になる人
- スマートホームに興味はあるが、育児でどう使えるのかイメージできていない人
(結論)育児中の「両手がふさがる」「明るい照明で赤ちゃんを起こしたくない」をアレクサで解決できた
我が家では、アレクサを使って次のような育児まわりの操作をしています。
- ぴよログへのミルク・おしっこ・うんちの記録
- 夜間授乳用のリビング照明操作
- 寝かしつけに向けた照明の自動切り替え
夜中に子どもが起きてミルクを求めたら、寝室のアレクサに「アレクサ、ミルク」と言って、そのままリビングへ移動します。
リビングに着くころには、暖色の弱い明かりがふわっと点いています。
普通のシーリングライトのように白く明るい光を浴びなくてよいので、自分も完全に覚醒しにくいですし、寝室への光漏れも抑えられます。
ぴよログへのミルク・おしっこ・うんちの記録も、スマホを開かずに声で完了できます。
これだけで、夜中の小さなストレスがかなり減りました。
手がふさがっていても操作できる。スマホを探さなくていい。明るい光を浴びなくていい。
地味な変化ですが、毎晩のことなので、積み上がるとかなり大きいです。
夜間授乳とぴよログ記録の負担がきっかけ
そもそも、アレクサを育児に使うようになったきっかけは、夜間授乳とぴよログ記録の負担でした。
赤ちゃんが生まれてから、ミルクの量・時間、おしっこ・うんちの時間を毎回記録するようになりました。
医師に状態を説明するときや、保育園の連絡帳を書くときに、ミルクや排便の記録があると便利だからです。
ミルク・おしっこ・うんちの記録では、多くの家庭がぴよログというアプリを使っていると思います。私の家もそうです。
ただ、これを毎回きっちり記録しようとすると、意外と大変です。
ミルク中ならやり方によっては片手は空きますが、おむつ替えとなると、どうしてもおむつを替える前か後しか手が空きません。
スマホを置いて、片手で抱き直して、ロックを解除して、ぴよログを開いて、ミルクを選んで、量を入れて…みたいなことを、夜中の3時に眠い頭でやります。
後でやろうと思っていると記録が漏れ、気付いたときには時間が分からなくなっていたりします。
夜間の照明も同じです。
我が家ではミルクをリビングで作っていますが、リビングは寝室の隣です。
普通のシーリングライトを点けると、寝室に光が漏れて赤ちゃんを起こしてしまう可能性があります。
かといって真っ暗のままミルクを作ることはできません。
そこで、アレクサ・スマート照明・ぴよログ連携を組み合わせることにしました。
Echo + スマート照明 + ぴよログ連携で何が変わったか
アレクサを入れてから、育児中の操作は次のように変わりました。
- ぴよログ記録:スマホではなく声で完了
- 夜間授乳の照明:声だけで暖色・10%の明るさに変更
- 夕方以降の照明:時間で自動的に暖色・低めの光量へ変更
操作の発生回数が減ったわけではありません。操作する身体の部位が「手」から「口」に置き換わっただけです。
ですが、育児中は手が塞がることが多いので、音声で操作できるようになるだけでかなり便利になります。
赤ちゃんを抱っこしているとき、ミルクをあげているとき、おむつ替えの前後など、育児中はとにかく手がふさがります。
その状態でスマホを探してアプリを開くのは面倒です。
でも、声ならそのまま操作できます。
さらに、照明のような毎日同じタイミングで行う操作は、自動化してしまえば自分で操作する必要すらありません。
具体的に何をどう使っているのか、次の章で1つずつ書いていきます。
アレクサで実際にやっている育児タスク3つ
我が家でアレクサを使っている育児タスクは、主に次の3つです。
- ぴよログを音声で記録する
- 夜間授乳用の照明を声でつける
- 時間帯スケジュールで寝かしつけ環境を作る
それぞれ、実際の使い方を書いていきます。
ぴよログを音声で記録する
アレクサにはぴよログ連携のスキルがあって、有効化すると音声でミルク・おしっこ・うんちを記録できます。

ミルクの記録は、たとえば次のような流れです。

アレクサ、ぴよログでミルク
何ミリリットルですか?

150
20時10分にミルク150mlを記録しました
おしっこ・うんちはもっと短くて、「アレクサ、ぴよログでおしっこ」「アレクサ、ぴよログでうんち」だけで時刻が記録されます。
ぴよログ側でいくつかの発話パターンが用意されているようです。
ちなみに数値の聞き取りは100%ではありません。「150」と言ったつもりが別の数字で記録されることが稀にあります。
夜間授乳用の照明を声でつける
夜中に子どもが泣いて目が覚めたとき、寝室のアレクサに「アレクサ、ミルク」と話しかけると、リビングの照明が暖色・10%の明るさで点きます。

この「アレクサ、ミルク」というフレーズはデフォルトで用意されているものではなく、Alexaアプリの定型アクションで自分で設定したものです。
設定内容は、だいたい次のようなイメージです。
- きっかけのフレーズ:「アレクサ、ミルク」
- 実行アクション:リビング照明をオン → 色温度を暖色に変更 → 明るさを10%に変更
10%にしている理由は2つあります。
1つは、自分自身を完全に覚醒させたくないからです。
夜中に白く明るい光を浴びると、そこから寝つきにくくなります。
もう1つは、寝室に光が漏れるのを抑えたいからです。
リビングと寝室が隣接しているため、リビングが明るすぎると赤ちゃんを起こしてしまう可能性があります。
普通のシーリングライトをリモコンで点けると白色がガツンと付いてしまい、明るすぎます。
そのため、我が家では調光と色温度変更ができる照明をアレクサと連携させています。
スマホで調光できるスマート照明やスマートリモコンもありますが、夜間授乳のたびにスマホを探してアプリを開くのは避けたいです。
「アレクサ、ミルク」一言で全部片づくのは助かっています。
時間帯スケジュールで寝かしつけ環境を作る
これは「声で操作する」ではなく「時間で勝手に切り替わる」使い方です。
我が家では、寝かしつけに向けてリビングの照明を時間で自動的に変えています。

- 18時:リビングの照明を暖色に切り替え、光量を75%に変更
- 20時:さらに光量を40%へ変更
白くて明るい照明のままだと、寝かしつけの時間になっても、子どもも大人もなかなか夜モードに入りにくいです。
そこで、日が暮れるくらいの時間から、少しずつ暖色で暗めの照明に変えるようにしています。
18時からの照明を変えてからは、寝つきがスムーズになり、夜中に起きる回数も減った感覚があります。
あくまで私の主観ですし、月齢によって睡眠パターンは変わるので、照明だけが要因とは言えません。
ただ、毎日同じ時間に同じ環境を作れるというのは、寝かしつけの再現性を高めるのに役立っていると感じます。
同じ使い方をするのに必要な機材
ここまで読んで「うちでもやってみたい」となった人向けに、必要な機材を整理します。
我が家では、リビング・寝室・自室の3部屋にアレクサを置いています。
ただし、最初からすべて揃える必要はありません。
必要な機材は、大きく分けると次の3つです。
- アレクサ本体(Amazon Echo シリーズ)
- スマート照明(調光・色温度を変えられ、アレクサと連携できるもの)
- 普通のシーリングライトを活用したい場合はスマートリモコン
それぞれ簡単に補足します。
アレクサ本体:Amazon Echo
音声操作、ぴよログ連携、定型アクション、時間帯スケジュールを使うには、Amazon Echoシリーズを用意します。
我が家では、リビングと寝室に安価な Echo Dot を置いています。
音声操作だけできれば十分なので、まずは Echo Dot で問題ありません。
自室のデスクには Echo Show を置いています。
画面で天気や時間を確認できるので便利ですが、育児の音声操作が目的なら必須ではありません。
複数部屋で音声操作だけできれば十分なら、Echo Dot を複数台買うのが一番コスパが良いです。
スマート照明:3つのルートから選ぶ
照明をアレクサで操作する方法は、大きく3つあります。
TP-Link や SwitchBot などのスマートLED電球を、既存の照明ソケットに付け替える方法です。
HubなしでWi-Fiに直接つながる商品もあるので、これから始める人にはこの方法が一番シンプルです。
私はこのルートを使っていないため、購入前に次の点は確認してください。
- アレクサ連携に対応しているか
- 調光に対応しているか
- 色温度の変更に対応しているか
普通のシーリングライトをそのまま使いたい場合は、Nature Remo のようなスマートリモコンを使う方法もあります。
スマートリモコンをアレクサに連携させれば、リモコン操作を音声で実行できます。
我が家の寝室は普通のシーリングライトとアレクサの組み合わせで、「アレクサ、寝室の照明を常夜灯にして」と言えば常夜灯になります。
ただしこのルートはリモコン側の機能の範囲でしか操作できませんし、シーリングライトに無段階調光や色温度変更がついていなければ、暖色化や 10% 点灯はできません。
ちょっとレアな方法ですが、IKEA の TRÅDFRI(トロードフリ)に IKEA HUB を繋ぎ、HUB を Wi-Fi につなぐとアレクサから操作できます。
我が家のリビング照明はこの構成です。
ただ、今から新しく始めるなら、あえてTRÅDFRIを選ぶ必要はないと思います。
手軽さならスマートLED電球、既存照明を活かすならスマートリモコンの方が分かりやすいです。
私は単に元々 TRÅDFRI を持っていたので使い続けているだけです。
何から揃えればいいか
全部いっぺんに揃える必要はありません。
まず試すなら、Echo Dot 1台とスマートLED電球1個からで十分です。
この構成だけでも、ぴよログの音声記録と、声による照明操作は試せます。
ただし、寝室からリビング照明を操作したい場合は、寝室側にもEchoを置いた方が使いやすいです。
我が家のように「寝室でアレクサに話しかけて、リビングに行くころには照明が点いている」という使い方をしたいなら、寝室用とリビング用でEchoを分けると便利です。
おすすめの始め方は、次の順番です。
- Echo Dotを1台置いて、ぴよログ連携を試す
- スマートLED電球を1つ導入して、夜間授乳用の照明を作る
- 便利だと感じたら、寝室にもEchoを追加する
- 慣れてきたら、時間帯スケジュールで照明を自動化する
微妙だった点
ここまで「入れてよかった」という話ばかりしてきましたが、使っていて微妙だと感じる点もあります。
1. 赤ちゃんの泣き声で音声操作が効かないことがある
夜中、赤ちゃんがギャン泣きしている横で「アレクサ、ミルク」と言っても、泣き声に妨害されて反応しないことがあります。
1〜2回言い直して通らないと、結局リビングまで歩いていって普通に照明をつけることになります。
そして音声操作前提で生活していると、こういう非常用ルートが弱くなります。
シーリングライトの本体スイッチや壁スイッチがどこにあるか、リモコンが今どこにあるか、暗がりで思い出すのに少し時間がかかります。
2. ぴよログの数値が稀に違う数字で記録される
「150」と言ったつもりが別の数字でぴよログに登録されることがまれにあります。
ただ、ぴよログのアプリを開けば後から手で修正できるので、我が家では大きな問題にはなっていません。
所感では20〜30回に1回くらいの頻度なので、ほぼ無視していいデメリットかと思います。
3. 停電のあとに連携設定をやり直すことがある
我が家のリビングは IKEA TRÅDFRI を使っているのですが、停電のあとに TRÅDFRI と Alexa の連携が切れて、再設定をする場面がありました。停電は頻繁には起きないので困りすぎはしませんが、再設定手順は地味に面倒でした。
これは IKEA TRÅDFRI 環境で起きた話で、TP-Link や SwitchBot のスマート LED 電球で同じことが起きるかは検証していません。気になる人は購入前にレビューや公式情報を確認してください。
まとめ|まずは Echo + スマート LED 1個から始められる
アレクサを育児に取り入れてよかった点は、シンプルです。
両手がふさがる場面と、赤ちゃんを起こしたくない夜間の照明操作を、声で処理できるようになったこと。
最初から全部揃える必要はありません。Echo Dot 1台と、リビング用のスマート LED 電球 1個から始めれば十分です。
ぴよログの音声記録と、夜間授乳用の最低限の照明操作だけでも、便利さはかなり実感できます。
その後、続きそうだと思ったら、寝室用のEchoを追加したり、時間帯スケジュールで照明を自動化したりすればOKです。





